ニューバランス (NewBalance) MS237 はどんなモデル?
ニューバランスプレスリリースによると,MS237とは?
MS237とは、1980年代のニューバランスのアーカイブモデル「420」「1300」「Gator」から着想を得たスリム&ロープロファイルなシルエットをモダンデザインに落とし込み誕生した「237」遊び心あふれる70’sインスパイヤードモデルです。
いわゆるレトロランニングの「ハイブリッドモデル」もしくは「フュージョンモデル」といわれるカテゴリーのモデルになりますが、ビッグNマーク等新しいエッセンスも取り入れて全く新しいカテゴリーを作り出しているモデルではないしょうか?
レトロなようでとっても新鮮なデザイン。カラーバリエーションの豊富さも魅力ですよね
デザインインスピレーションとなったアーカイブモデル
80年代のニューバランスの代表的なモデル3種類のデザインを少しづつ取り入れて、更に現代的なアレジを施したのがこの「MS237」ですが、この3種類のデザインのどの部分を取り入れたのか紹介します
「420」 1982年発売のランニングシューズ
軽量性や、細身で美しいシルエットがMS237にいかされています。ソールのパターンもこの「420」のデザインがいかされているようです。
<1300>(1985年発売のランニングシューズ)
ニューバランス初の1000番台モデル。高級ランニングシューズの代名詞となったシューズです。足の甲部分のアシメトリーなディティールがMS237に生かされています。
<Gator>(1982年発売のフットボール/ソフトボール/サッカー/ラクロスなどの競技に向けシューズ)
かかとのパーツとサイド(Nマークの下の部分)のマッドガード(泥除け)のディティールがMS237に生かされています。
デザインについて
ニューバランスプレスリリースによると
レトロな雰囲気でありながら、新鮮さを感じさせる現代的なデザインが特徴です。スエード、メッシュ、ナイロンを組み合わせたアッパー、切りっぱなしのタン、巻き上がりのアウトソールに加え、70年代モデルから着想を得た前作「327」と同じくインパクトを放つビッグ N ロゴや切込みのアイレットなどのディティールも採用。レトロなムードを受け継ぎながら、様々なスタイリングで活躍する汎用性の高いデザインに仕上がっています
MS327に続いてのビッグNマークの第二弾モデルで、大きな「N」マークが飛び込んでくるデザインとなってます。クラッシックスタイルを取り入れながらもモダンで都会的なデザインにしあがっていると思います。一見派手に見えるカラーや、大胆な配色もこのスタイルのおかげで違和感なくコーディネートできてしまうのはさすが「ニューバランス」って感じです。
なんといってもこのビッグ N ロゴが目を引きますね。切りっぱなしのシュータンは、おじさんには懐かしく、若い人には斬新に映るのかな?
サイズ感(フィット感)について
ウィズ(Width)
ウィズ(Width)はDのみの展開です
ラスト(足型)について
公式サイトにMS237のラスト名の表記は見当たりませんでした。私の所有する他のニューバランスと並べて撮影してみました。左から「MS237」「CM997 SL1ラスト採用」「ML574 SL2ラスト採用」(全て D width 25.0cm)となります。細めのラストSL-1を採用したCM997と幅は同等程度ですが形が少し違う印象があります。広めのラストSL-2を採用したML574と比較すると明らかにMS237が狭く感じます。
サイズ感まとめ
幅広めの方は注意が必要かもしれません。足長の違いは感じませんでした。(必ず試着をおすすめします)既にニューバランススニーカーでサイズがわかっている方なら同じサイズで大丈夫そうです。
- CM997H比較ならほぼ同じ
- ML574比較ならつま先にかけてMS237の方がやや細い
同じサイズでも印象はかなり変わりますね。サイズ感は人はそれぞれですので、必ず試着をおすすめします。
履き心地について
クッション性
ニューバランスの衝撃吸収「ENCAP」や「C-CAP」等特別なものは何も使われていないシンプルなソールですが、厚めにすることで、普段使いには全く問題ないレベルの履き心地です。レトロランニングシューズとしてはかなり履き心地のいい部類だと思います。
重量
25.0cmで片足約270gでした。レトロランニングシューズ・他の定番スニーカーと比較しても軽量の部類です。最新ランニングシューズとの比較でなければ重いと感じることはないと思います
まとめ
ニューバランスの70’sインスパイヤードモデル、MS237。
奇抜なようでどんなスタイルに合わせていける秀逸なデザイン。
またカラーバリエーションも豊富で履く人を選ばないデザイン
今回はマルチカラーの紹介でしたが、モノトーンカラー等を選択するとまた全然違った雰囲気になる。
履き心地もフィット感もとてもよくて、履く機会が増えそうです。