CM997Hとは
「1000点満点中990点の仕上がり」という有名なキャッチフレーズとともに1982年発売されたM990。その4代目モデルとして1990年、M997がMade in USAで発売。そのM997をフューチャーし新たなプロダクトとして発売されたのがCM997Hです。「H」は「Hypothesis=仮説」の頭文字。M997を現在の技術で再現したらどうなるか?という仮説から「CM997H」が誕生したそうです。アッパーデザインはオリジナルのM997の雰囲気はそのままに、ソールユニットはクッション性・軽量性にすぐれたソールへと変更、アジア生産としリーズナブルな価格で発売されました。

サイズ感
足型(ラスト)について
CM997HはSL-1というラストを採用しています。
ニューバランスには代表的なラストにSL-1とSL-2があります。SL-1は主に900番台等のオンロードランニングシューズに採用され、やや細身のつま先にかけて細くなっていくシャープなシルエットが特徴で、SL-2はML574等のオフロードランニングシューズに採用されつま先がやや丸っこいやや広めのラストです。
この細身のラストのシャープな形がどんなコーデにも合わせやすく、996に比べ少しハイテク感のあるデザインがCM997Hの人気ある所以の1つとなっております。
ウイズについて
CM997HのウィズはD(やや細い)となります。すっきりしたシルエットは特徴のラストと相まって、足幅は広めの方は同サイズだと少し窮屈に感じる場合があるかもしれません。どうしても窮屈に感じる場合はやや広めのラスト(SL-2)を採用したML574等を選択した方がいいかもしれません。(こちらは2E(標準)が選べます)

履き心地について
ソールユニット
「現在の技術を生かしたクッション性と軽量性に優れたソールユニット」とニューバランス公式サイトで紹介されております。C-CAP・ENCAP等は使用されていないようです。
他のニューバランスのクラシックモデルと比較しますと柔らかいタッチで現代のランニングシューズに近い印象を受けます。とても履き心地がよいスニーカーです。

アウトソールについて
もともとオンロードランニングシューズで誕生しておりますので、フラットなソール形状です。細身のシルエットと共にすっきり見える要因の一つではないでしょうか?

なののコラム
このCM977Hの最大の特徴は重厚なクラシックスタイルに、最新のスニーカーの履き心地の共存。クラシックスタイルのスニーカーはどうしても履き心地や重さが・・って思ってらっしゃる方には貴重な存在かもしれません。
カラーバリエーション・価格
カラーバリエーションについて
定番色としてグレー・ネイビー・ブラック。それ以外にも大変多くのカラーが発売されております。素材違いや取り扱い店舗限定モデル等たくさんの種類が存在します。99X番代の中ではとりわけPOPなカラーが多い印象です?
価格について
定価10,000円から12,000円前後、モデルによっては実売は定価以下で販売されているのをよく見かけます。Made in USAモデルと比較しますとじゃんじゃん履き倒せる価格ですね
まとめ
クラシックなデザインのニューバランスがいいけど、履き心地は最新のランニングシューズのような柔らかい履き心地がいいなという方には正におすすめの一足かなと思います。M997の雰囲気はそのままで、カラーバリエーションも豊富ですのでクラッシックスタイルにPOPなカラーで今までなかったようなコーデを楽しめるのではないでしょうか?