こんな風に思われる方も、多いと思います。
この記事では、Inkscapeにおけるレイヤーとは何かについてご紹介します。
レイヤーについて分かりやすくご紹介していきます。
レイヤーとは
レイヤーとは、透明の紙みたいなものです。
透明の紙にイラストを描いていくイメージで、Inkscapeに描画します。
1つのイラストもレイヤを重ねて描くことで、後から編集しやすくなります。
レイヤーの活用例
レイヤーの活用例として、りんごを持ったクマのイラストを用意しました。
このイラストは、以下のような構成になってます。
これからご紹介する「レイヤーでできること」では、このイラストを使って機能を紹介していきます。
レイヤーでできること
レイヤーでできることについてご紹介します。
レイヤーを移動する
レイヤーを移動することで、図形を最前面や最背面等にすることができます。
実例
イラスト中のりんごを最前面に移動します。
りんごのレイヤー(レイヤー2)を1番上に配置することで、りんごがクマの手よりも前にきました。
具体的な手順
レイヤーを移動する具体的な手順については、下記の記事でご紹介しています。
レイヤーを非表示にする
レイヤーを非表示にして、今必要なレイヤーだけを表示させることができます。
実例
イラストのりんご以外を非表示にします。
クマの体(レイヤー1)と手のレイヤー(レイヤー3)を非表示にすると、りんごのみが表示されました。
具体的な手順
レイヤーを非表示にする具体的な手順については、下記の記事でご紹介しています。
レイヤーを半透明にする
レイヤー全体を半透明にすることができます。
実例
イラストのりんごを半透明にします。
クマのおなかが透けて見えるようになりました。
レイヤーをロックする
レイヤーをロックして、編集できないようにすることができます。
例えば、漫画の枠線など、土台となるものに使うと便利です。
実例
イラストのりんごをロックします。
クマの体や手は、編集することができますが、りんごは移動することもできなくなりました。
レイヤーをぼかす
レイヤー全体をぼかすこともできます。
実例
イラストのりんごをぼかします。
りんごの輪郭がぼやけました。
レイヤーを統合する
レイヤーを統合するとは、「レイヤーをグループ化」するイメージです。
図形をグループ化することで、レイヤーを統合することができます。
レイヤーを統合することで、複数のレイヤーを移動したり、非表示にするといった作業も、ワンクリックでできるようになります。
実例
イラストをグループ化して、レイヤー全てを結合します。
すると、レイヤー1とレイヤー2を非表示にしても、クマのイラスト全体が表示されるようになりました。
具体的な手順
レイヤーを統合にする具体的な手順については、下記の記事でご紹介しています。
まとめ
この記事では、レイヤーについてできることをまとめました。
レイヤーを使うことで、作業効率が格段に上がるので、ぜひ活用してみてください。
他の記事で、Inkscapeの使い方についてご紹介しています。ぜひチェックしてみてください。