「ニューバランスのスニーカー」と聞いて、どんな靴を思い浮かべますか。
友達が、職場の人が、すれ違う人が、ニューバランスを履いている靴を想像しますよね。
そこで必ずと言っていいほど出てくるのは、この記事でご紹介する「ML574」もしくは「CM996」です。
それくらい、目にする機会がとても多いスニーカーです。
では、その「ML574」とは、どういうスニーカーなのか。ご紹介しています。
ML574は、こんな方におすすめです。
ニューバランスML574とは
ML574は、M576※のイメージはそのままに、価格を抑えたスニーカーとして販売されています。
価格を抑えるために、アジア生産したり、ソールのクッション材を変えたりしているようです。
※ちなみにM576とは、1988年に登場し大ヒットした山を走るようなトレイルランニングシューズで、丸っこいシルエットが特徴です。
ソールのクッション材の変更等、機能面での変更があったとはいえ、他の定番スニーカーと比べて圧倒的にフィット感・履き心地もいいです。
コスパ抜群かつオシャレなスニーカー。
ML574のデザイン
ここからは、ニューバランスML574のデザインについてレビューします。
1. デザイン
ニューバランスML574は、クラシックニューバランスの代表モデルといっても過言ではないほど、ニューバランスを象徴するデザインアイコンとなっています。
「SL-2」ラスト(足型)のやや先が広くまるいデザインが、かわいい印象となっています。
ラスト(足型)については、後ほど詳しくご紹介します。
2. カラーバリエーション
定番色として、グレー・ネイビー・ブラック・バーガンディがあります。
それ以外にシーズンで様々なカラー・素材のモデルが発表されます。(ショップ別注もあります。)
ニューバランスのモデル全般でも、カラーバリエーションの多いモデルの代表だと思います。
※上写真は、バーガンディです。
きっとお気に入りのカラーが見つかると思いますよ。
カラーバリエーションが多いのは、助かる。
ML574のサイズ・ウィズ(幅)
ここからは、ニューバランスML574のサイズ・ウィズ(幅)についてレビューします。
1. ラスト(足型)
ML574は、「SL-2」というラスト(足型)を採用しています。
ニューバランスには、代表的なラスト(足型)に「SL-1」と「SL-2」があります。
※「オンロードランニングシューズ」は、「オフロード」の反対で、山道等ではないアスファルト等用のランニングシューズになります。
※「オフロードランニングシューズ」は、山道等用のランニングシューズになります。
かかとのフィット感にも違いはあり、「SL-2」の方がやや広い印象です。
ML574は、特に普段使いを想定したスニーカーなので、フィット感より脱ぎ履きのしやすさが「SL-2」採用の理由かもしれません。
事実幅広い足が多いといわれる日本では、ニューバランスML574のフィット感がよいという人が多いようです。
ラスト(足型)比較してみた
ラスト(足型)の「SL-1」と「SL-2」を比較してみます。
上画像左が「SL-2」のML574で、右が「SL-1」のCM996Hになります。
「SL-2」のML574の方が、丸っこいシルエットになっていることが分かります。
「CM996ってどんな靴?」と思われた方は、こちらの記事↓からどうぞ。
甲高幅広の方へ…
ニューバランスML574の「SL-2ラスト」は、「SL-1ラスト」より足先が幅広く感じますが、高さも高い印象があります。
足の形は十人十色なので絶対とは言い切れませんが、甲高幅広で悩んでらっしゃる方は試着してみる価値はあると思います。
2. ウィズ(幅)
ML574はユニセックスサイズで、ウィズ(幅)はD(細め)と2E(普通)になります。
また、レディースモデルWL574が存在しており、ウィズ(幅)はB(細め)になるようです。
ML574の履き心地について
ここからは、ニューバランスML574の履き心地についてレビューします。
1. ソールユニット
ML574には、ニューバランスを代表するミッドソールの一つである「ENCAP(エンキャップ)」が採用されています。
「EVA」という素材をポリウレタンで包み込む構造で、とても衝撃吸収性に優れたソールユニットになっています。
コストダウンを図ったモデルではありますが、とてもクッション性に優れた履き着心地のよいスニーカーです。
デメリット
デメリットとしては、ソールにポリウレタンを使用していることで、加水分解※は避けられないことです。
※加水分解とは、時間の経過とともにポリウレタンがボロボロになってしまうことです。
保存状態にもよりますが、大抵5~7年でボロボロになると言われたりしています。
ただ、これは履き心地の良いほぼすべてのスニーカーに言えることですが・・・
2. アウトソールについて
ML574は、元々山を走るようなトレイルランニングを想定して作られているので、滑りにくい凸凹したソールを採用しています。
履き心地にほとんど影響は感じられませんが、見た目の好き嫌いはあるかもしれません。
機能面では、ゴムのフラットソールで、最新のランニングシューズに使われているような擦れにくいゴム耐摩耗素材(Ndurance)やXAR-1000は使用されておらず、従来からのソールのようです。
むしろ柔らかめのゴムが、路面タッチを優しくしてくれている印象があります。
まとめ
中には、「アジア生産のニューバランスはどうなんだろう」みたいな意見も見ることがあります。
でも、イギリスやアメリカ製ニューバランスに比べて、1/2から1/3程度の価格でこの性能は、かなりコスパがいいと思います。
カラーバリエーションが豊富で履き心地がよく、どんなコーデでも間違いなく活躍できる、ML574は買って損のないスニーカーだと思います。
ちょっと、丸っこいデザインは苦手かも…
そう思われた方には、シャープなでデザインの「ニューバランスCM997H」がおすすめです。こちら↓の記事からどうぞ。
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